情報確認日:2026-03-07 | 手術・MRI前に外すべきものとその理由について医療用帽子専門店tendreが実体験をもとに解説

手術やMRI前に外すべきもの

手術やMRIをする前に必ず、金属類(指輪・ピアス・ネックレス・入れ歯等)やアイシャドー・マスカラ・アイライナーやラメが入っている化粧品は付けないように言われます。

金属類はある程度納得できますが、何故アイシャドー・マスカラ・アイライナーやラメが入っている化粧品もダメなのか?

結婚指輪を手術前に外した状態

MRI前に金属を外す理由

化粧品に含まれる金属成分

アイシャドー・マスカラ・アイライナーやラメには金属が含まれており、MRIの画像が乱れる原因になります。

金属類を外し忘れるとMRIの中に金属が吸い込まれて故障します。

MRIとは

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)は、強力な磁石と電波を使って体の内部を画像化する検査です。

MRIの特徴

  • 強力な磁場:1.5テスラ〜3テスラの強力な磁石を使用
  • 金属への影響:金属製品は磁場に引き寄せられる
  • 画像への影響:金属があると画像が乱れて診断できない
  • 発熱のリスク:金属が発熱してやけどの危険がある

化粧品に含まれる主な金属成分

  • 酸化鉄:アイシャドー、ファンデーションの色素
  • 酸化チタン:日焼け止め、ファンデーションの白色顔料
  • 酸化亜鉛:日焼け止め、ファンデーション
  • マイカ(雲母):ラメ、パール感を出す
  • アルミニウム:一部のアイシャドー、リップスティック

注意:「ミネラルコスメ」「ナチュラルコスメ」でも金属成分が含まれている場合があります。MRI前は全てのメイクを落としましょう。

MRI前に外すべき金属類の完全リスト

アクセサリー類

  • 指輪:結婚指輪、ペアリング、ファッションリング
  • ピアス・イヤリング:金属製、樹脂製でも装飾に金属がある場合は外す
  • ネックレス:チェーン、ペンダント
  • ブレスレット:腕時計、バングル、チェーンブレスレット
  • ヘアアクセサリー:ヘアピン、ヘアゴム(金属の飾り付き)

身体に装着しているもの

  • 入れ歯:金属のバネがある入れ歯
  • 補聴器:必ず外す
  • 眼鏡:金属フレームの眼鏡
  • コンタクトレンズ:カラコンは金属成分が含まれることがある
  • ウィッグ:金属のピンが付いているもの

衣類・その他

  • 下着:ブラジャーのワイヤー、ホック
  • 衣類:ファスナー、ボタン、スパンコール付きの服
  • ベルト:金属のバックル
  • 使い捨てカイロ:鉄粉が含まれている
  • 湿布:一部の湿布に金属成分が含まれる

手術前に金属類・化粧・コンタクトレンズを外す理由

化粧品について

化粧をして手術すると、手術中患者様の表情がわかりにくくなります。特に手術中は唇や爪の色の変化を観察しており、口紅やマニキュア・つけ爪があると手遅れになることがあります。

観察される体調変化

  • 唇の色:酸素不足でチアノーゼ(紫色)、血圧低下で蒼白になる。口紅があると色の変化が分からない
  • 爪の色:血液循環の状態を示す。ネイルやつけ爪で隠れると判断できない
  • 顔色:貧血や血圧の変化を確認。ファンデーションやチークで分かりにくくなる

コンタクトレンズについて

手術中は眼の乾燥を防ぐため眼をテープで閉じた状態になり、まばたきができません。熟睡時にコンタクトレンズをつけている状態と同じになり、目にも危険で紛失のおそれもあります。

コンタクトレンズのリスク

  • 角膜の乾燥:数時間まばたきができず、コンタクトが角膜にくっついて傷がつく
  • 酸素不足:長時間の装用で角膜が酸素不足になる
  • 紛失のリスク:手術中にずれて紛失し、術後に取り出すのが困難になる

対処法:手術前日から眼鏡で過ごすか、手術当日の朝に外しましょう。

金属類について

電気メスを使用する手術では、やけどが生じる可能性があります。指輪はむくみが強くなった時に指先が締め付けられる可能性があり、紛失のおそれもあります。

金属類のリスク

  • 電気メスによるやけど:電気メスの電流が金属に集中し、重度のやけどになる可能性がある
  • 指輪による締め付け:手術中や術後のむくみで血流が悪くなり、最悪の場合指が壊死する可能性がある
  • 紛失のリスク:手術中に外れて大切な指輪を失う可能性がある

入れ歯について

喉につかえて呼吸困難になるのを防ぐのと、紛失のおそれがあるため必ず外します。

入れ歯のリスク

  • 誤嚥のリスク:全身麻酔で意識がない状態で入れ歯が外れると喉に詰まり、呼吸困難や窒息の危険がある
  • 破損のリスク:挿管時に入れ歯が破損し、破片が気道に入る危険がある
  • 紛失のリスク:手術中に紛失する可能性がある

指輪を外す方法

事前に外すことをおすすめします

特に指輪は緊急手術以外の時は事前に外すことをおすすめします。

実体験:手術前の指輪トラブル

母が手術する時、指輪を外すのを忘れ、指輪を外すのを待って手術が開始されました。

運良く石鹸水を使って5分ほどで外れましたが、万全の体制で手術を待っているドクターに申し訳ない雰囲気になります。

長年連れ添った大切な結婚指輪は、そう簡単には外れません。

そこでこのやり方をすると簡単に外れますよ。

最悪の場合、指輪を切断することになります

これだけは避けたいですね。

糸を使った指輪の外し方

指に糸を巻き、関節までグルグル巻いて、指輪に糸を通しながら引っ張って外していきます。

動画は紐ですが、デンタルフロスや手芸糸・タコ糸でも同じようにできます。

手順

  1. 準備:デンタルフロスや手芸糸・タコ糸(長さ50cm〜1m程度)を用意する
  2. 糸を通す:糸の端を指輪の下(手首側)に通し、引っ張り用に長めに残す
  3. 糸を巻く:指輪の上(指先側)から関節まで隙間なくグルグル巻く
  4. 指輪を外す:手首側に残した糸の端を引っ張り、巻いた糸をほどきながら指輪を指先方向へ移動させる

ポイント:石鹸水やハンドクリームを指に塗ってから行うとさらに外しやすくなります。むくんでいる場合は冷水で冷やしてから試しましょう。

その他の指輪の外し方

1. 石鹸水を使う方法

  • 指と指輪に石鹸水をたっぷりつけ、滑りやすくして回しながら外す
  • ハンドクリームやオイルでも代用可能

2. 冷水で冷やす方法

  • 冷水に手を数分浸けてむくみを引かせる
  • その後、石鹸水をつけて外す

3. 手を高く上げる方法

  • 手を心臓より高く上げて数分保ち、重力で血液を下げてむくみを引かせる
  • その後、石鹸水で外す

注意:無理に外そうとすると指を傷めます。どうしても外れない場合は病院のスタッフに相談しましょう。専用の工具で安全に外してもらえます。

事前に外しておくべき理由

  • 時間に余裕がある:自宅でゆっくり試せる
  • 手術が遅れない:他の患者様やドクターに迷惑がかからない
  • 精神的な余裕:手術前の緊張が和らぐ
  • 紛失リスクの軽減:自分で管理できる

おすすめ:手術の数日前から毎日外す練習をしましょう。朝はむくみが少ないため外しやすいです。

手術前の準備チェックリスト

外すもの・落とすもの

化粧・ネイル

  • ☐ ファンデーション
  • ☐ 口紅・リップグロス
  • ☐ アイシャドー
  • ☐ マスカラ
  • ☐ アイライナー
  • ☐ チーク
  • ☐ マニキュア・ジェルネイル
  • ☐ つけ爪
  • ☐ フットネイル(足の手術の場合)

アクセサリー

  • ☐ 指輪(結婚指輪含む)
  • ☐ ピアス・イヤリング
  • ☐ ネックレス
  • ☐ ブレスレット・腕時計
  • ☐ ヘアピン・ヘアゴム(金属付き)
  • ☐ ボディピアス

装着物

  • ☐ 入れ歯
  • ☐ コンタクトレンズ
  • ☐ 眼鏡(金属フレーム)
  • ☐ 補聴器
  • ☐ ウィッグ・カツラ(金属ピン付き)

その他

  • ☐ 湿布
  • ☐ 使い捨てカイロ
  • ☐ エレキバン等の磁気治療器

手術前日にやっておくこと

  • 指輪を外す:朝のむくみが少ない時間に外して保管
  • ネイルを落とす:除光液でしっかり落とす
  • ジェルネイルを落とす:ネイルサロンで前日までに落としてもらう
  • 入れ歯ケースの準備:入れ歯を入れるケースを用意
  • 眼鏡ケースの準備:眼鏡を入れるケースを用意
  • 貴重品の管理:家族に預けるか、病院の金庫に預ける

手術当日の朝にやること

  • 洗顔:化粧をせずにしっかり洗顔
  • コンタクトレンズを外す:眼鏡に切り替える
  • 最終チェック:金属類が残っていないか全身を確認
  • 病院着に着替え:下着も金属がないものに

例外について

手術によっては外さなくても良い場合もあります。主治医のもとご確認ください。

外さなくても良い場合の例

  • 局所麻酔の小手術:電気メスを使わない簡単な手術
  • 手術部位から離れている:足の手術で首のネックレスなど
  • 医師の許可がある:主治医が問題ないと判断した場合

重要:自己判断せず、必ず主治医や看護師に確認してください。安全のため、基本的には全て外すことをおすすめします。

よくあるご質問

Q1. 手術前に指輪を付けたまま手術室に入るとどうなりますか?

電気メスを使う手術では、電流が金属に集中して発熱し、指にやけどを負う危険があります。また手術中や術後にむくみが出ると指輪が血流を圧迫し、最悪の場合は指が壊死することもあります。どうしても外れない場合は手術室で指輪を切断することになります。母が手術前に指輪を外し忘れ、手術開始を待たせてしまった経験があります。長年はめていた指輪は手術当日では外れないことが多いため、必ず前日までに外しておきましょう。

Q2. アイシャドーやマスカラを手術前に落とさなければいけないのはなぜですか?

アイシャドー・マスカラ・アイライナー・ラメ入りの化粧品には酸化鉄やマイカなどの金属成分が含まれており、MRIの画像が乱れる原因になります。また手術中は患者様の体調変化を顔色や唇の色で確認するため、ファンデーションやチークがあると異常の発見が遅れる危険があります。「ミネラルコスメ」「ナチュラルコスメ」でも金属成分が含まれている場合があるため、手術・MRI前はすべてのメイクを落とす必要があります。

Q3. ミネラルコスメやナチュラルコスメもMRI前に落とす必要がありますか?

はい、必要です。ミネラルコスメには酸化鉄・酸化チタン・酸化亜鉛・マイカ(雲母)などの金属成分が豊富に含まれており、通常の化粧品と同様にMRIの画像に影響を与えます。「自然由来」「ナチュラル」という表記があっても金属フリーではありません。MRI前はどのようなメイクであっても必ず落としてから検査に臨んでください。

Q4. 手術前に口紅やネイルを禁止されるのはなぜですか?

手術中は患者様の唇の色(酸素不足でチアノーゼ・紫色、血圧低下で蒼白)と爪の色(血液循環の状態)を観察することで体調変化を把握しています。口紅があると唇の色の変化が、マニキュア・ジェルネイル・つけ爪があると爪の色の変化が分からなくなり、異常の発見が遅れて手遅れになるリスクがあります。フットネイルも足の手術の場合は同様の理由で落とす必要があります。

Q5. 長年はめていた結婚指輪が手術前日に外れない場合、自分で外す最も確実な方法を教えてください。

糸を使った方法が最も確実です。デンタルフロスや手芸糸(50cm〜1m)を用意し、糸の端を指輪の下(手首側)に通します。次に指輪の上(指先側)から関節まで隙間なくグルグル巻き、最後に指輪の下に残した糸の端を引っ張りながら巻いた糸をほどくと指輪が指先方向へ移動して外れます。むくんでいる場合は冷水に数分浸けてから試すと効果的です。石鹸水やハンドクリームを指に塗ってから行うとさらに外しやすくなります。朝はむくみが少ないため、前日の朝に試みることをおすすめします。

Q6. 手術前にコンタクトレンズを外さないと目はどうなりますか?

手術中は眼の乾燥を防ぐために目をテープで閉じた状態が数時間続き、まばたきが一切できません。この状態でコンタクトレンズを装着していると、角膜の乾燥でレンズが張りつき角膜に傷がつく、長時間装用による角膜への酸素不足、手術中にレンズがずれて紛失するなどのリスクがあります。手術前日から眼鏡で過ごすか、手術当日の朝に外してから来院してください。

Q7. 手術前に入れ歯を外し忘れると何が起きますか?

全身麻酔で意識がない状態で入れ歯が外れると、喉に詰まって呼吸困難・窒息の危険があります。また気管に挿管する際に入れ歯が破損し、破片が気道に入るリスクもあります。手術前日に入れ歯ケースを準備し、家族に預けるか病院の管理に委ねましょう。部分入れ歯も同様に必ず外す必要があります。

Q8. 湿布や使い捨てカイロも手術・MRI前に外す必要がありますか?

はい、どちらも外す必要があります。一部の湿布には金属成分が含まれており、MRIの画像に影響を与えます。使い捨てカイロには鉄粉が含まれているため、MRIの強力な磁場に引き寄せられたり発熱したりする危険があります。また電気治療器(エレキバン等)も同様に外す必要があります。貼り薬を使用している場合は、手術・MRI前に医師または看護師に必ず申告してください。

Q9. 手術前日の夜にやっておくべき準備を具体的に教えてください。

指輪は朝のむくみが少ない時間帯に外して保管します。マニキュアは除光液でしっかり落とし、ジェルネイルはネイルサロンで前日までに落としてもらいます。入れ歯ケース・眼鏡ケースを準備し、貴重品は家族に預けるか病院の金庫を利用します。コンタクトレンズは当日の朝に外せるよう眼鏡を手元に用意しておきましょう。手術当日の朝は化粧をせず、金属類がないか全身を最終確認してから来院してください。

Q10. 手術中に医療用帽子をかぶっても大丈夫ですか?

手術の種類や病院のルールによって異なりますので、主治医または担当看護師に事前に確認することをおすすめします。頭部以外の手術であれば許可される場合があります。tendreのNOC(日本オーガニックコットン流通機構)認定オーガニックコットン100%の医療用帽子は金属を一切使用しておらず、縫い目が外側の外縫い仕様で頭皮への刺激が少ないため、許可が得られた場合に安心してお使いいただけます。ヘアロス(脱毛)が気になる方や、術後の頭皮ケアが必要な方にも多くご利用いただいています。

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