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医療用帽子・ウィッグの医療費控除の可能性と注意点:申告前に知っておくべきこと


医療用帽子・ウィッグの医療費控除の可能性と注意点:申告前に知っておくべきこと

結果から申します
誠に申し訳ございません
医療費控除や健康保険医療用帽子や医療用ウィッグは対象外になっております

数少ないケースだとは思いますが、かかりつけのお医者様が診断書に、医療用帽子が必要とか、医療用ウィッグが必要とか記載があれば控除対象になる可能性があります
これは税務署の方の受け取り方次第では、控除された場合もあるみたいです

お医者様が診断書に記載して頂いても、確実に控除対象されるとは言い難いみたいです

なんとも歯切れの悪い回答になりますが、基本は医療用帽子・医療用ウィッグは国が、認めた控除対象ではないのです

しかしあきらめないでください
実際控除対象になった方もおられるし、控除対象になるように、頑張っている方々もおられるみたいです
近い将来控除対象になるかもしれません

解釈の違いが生じる可能性が大きいので、医療費控除の対象にしてよいのかどうかの判断は、必ず税務署や税理士に相談してから申告するようにしてください。
>>詳しくは国税庁のNo.1122 医療費控除の対象となる医療費ページをご参考にして下さい

医療費控除で医療用ウィッグが認められた例
頭部に病気や怪我や事故等で陥没してしまい、医療用ウィッグ等を使用しないと生活に支障をきたすと医師が診断した場合

■医療費控除手続きのポイント

予防や健康診断の費用は一般的には対象外です
但し人間ドックやがん検診でがんなどの病気が見付かった人は、その費用も含めて申請できます。
感染対策や痛みや吐き気がつらいなど療養上の理由で個室へ入った場合
差額ベッド代・介護サービスの利用料・先進医療の費用・適応外や未承認の抗がん剤の薬剤費・病院の付き添い費用(家族・親族に払った費用は対象外)も、200万円までは医療費控除の対象
差額ベッド代については、医師の証明書などがなくても申告可能ですが、療養上必要だった旨医師に一筆書いてもらうと良いです


■医療費控除の基本的な考え方

 (1)治療はOK、予防はNG

 (2)医師の指示によるものはOK

 (3)美容・健康目的はNG

 
 
>>入院・通院の場合
 >>薬・検査の場合
 >>妊娠・出産の場合
 >>歯科・眼科の場合


【入院・通院の場合】

[OK]
 ●治療のための差額ベッド代
 ●通院のための交通費(タクシーは緊急時のみ)
 ●入院中の家族以外の付添人の報酬・交通費

[条件付きでOK]
 ●入院中の食事(病院で出るもののみ)
 ●通院時のタクシー代(緊急時のみ)
 ●整骨院やマッサージの費用(腰痛などの治療限定)
 ●病院が用意したシーツのクリーニング代
 ●人間ドックやがん検診などの費用(病気が見つからなかった場合は対象外)
 ●松葉杖や補聴器など(医師の指示で購入したもの)

[NG]
 ●本人都合の差額ベッド代
 ●自家用車の費用
 ●入院中のテレビなどのレンタル
 ●医師への謝礼
 ●病院内の理髪店での散髪代

【薬・検査の場合】

[OK]
 ●水虫治療の塗り薬
 ●健康保険対象外の痔の費用
 ●風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤、傷薬

[条件付きでOK]
 ●アトピー性皮膚炎のかゆみ止め(医師の指示が必要)
 ●漢方薬、ビタミン剤の購入費用(医師の指示が必要)
 ●カイロプラクティックの施術費(医師や柔道整復師などの有資格者の場合)
 ●松葉杖、車椅子、補聴器(医師の証明書が必要)

[NG]
 ●栄養ドリンク、サプリメント
 ●エステの費用
 ●風邪予防のうがい薬
 ●予防接種の費用
 ●健康維持のためのスポーツクラブの費用
 ●介護用ベッド、おむつ
 ●マスクの購入費用

【妊娠・出産の場合】

[OK]
 ●妊娠中の定期検診・交通費
 ●不妊治療、人工授精の費用
 ●分娩費用や入院費用
 ●海外で出産する場合の費用

[条件付きでOK]
 ●出産時の入院中の食事(別注文以外)
 ●高額な病室での出産費用(その部屋しか空きがない場合)
 ●妊娠中絶の費用(優生保護法により医者が行なった場合のみ)

[NG]
 ●里帰り出産のための帰省費用
 ●おむつなど育児用品の購入費用
 ●妊娠検査薬

【歯科・眼科の場合】

[OK]
 ●金歯などの治療費
 ●虫歯の治療
 ●歯科ローンで払う治療費
 ●レーシック治療費
 ●斜視治療の特殊眼鏡
 ●海外での歯の治療費
 ●白内障手術のための眼内レンズの購入費用

[条件付きでOK]
 ●弱視用眼鏡(医師の指示または20歳以下、矯正視力0.3以下。近視・遠視はダメ)

[NG]
 ●美容目的の歯列矯正費用
 ●歯石除去・ホワイトニング
 ●近視・乱視・遠視用のコンタクトレンズ

■医療用ウィッグの費用を軽減するには
医療費控除や健康保険で医療用ウィッグの費用を軽減する事は難しいですが
民間のがん保険には、医療用ウィッグの費用を負担してくれるがん保険もあるみたいです

医療用ウィッグ・かつらの購入前に、ガン保険や医療保険に加入している場合、
保険会社に、問い合せをしてみてはいかがでしょうか。

医療用補整具購入費助成事業について
医療用ウィッグや医療用帽子や補整下着などの胸部補整具等の補整具に対して助成金制度がある事をご存知でしょうか
補整具に対して都道府県地区町村自治体の助成金制度があります
この様な助成金制度を利用されるのもいいですよ
※但し助成金制度を行ってない自治体も多いし、条件等も自治体によって違います
必ずお住いの自治体に相談の上申請して下さい
>>>自治体のがん患者のための医療用補整具購入費助成事業について




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