大切なご友人様や同僚様の、お見舞いに行かれる際、迷った時

大切なご友人様や同僚様のお見舞いに行かれる際迷った時

お見舞

風習やしきたり等ありますが、相手を思う気持ちが一番大切だと思います。

お見舞いで迷ったときは、
自分が患者の立場であれば、その行為や見舞い品を望むか
どうかで判断されると良いと思います。


■会いに行く、会いに行かない、迷われた時

親しい人が入院となると、すぐにでも駆けつけたい思いにかられますが、
「会いに行かない」ことが喜ばれる場合もあります。

 ●出産や回復がはっきりしている入院の場合以外は、
   本人が望まない限り、病室へ伺わないほうがよい場合もございます。

お見舞いが、逆に患者様にとって精神的な負担になる事もあると聞きます。

 ●手術前は検査等が続き(痛くて辛い検査もありますので・・・)、
   お見舞はタイミング的には控えたほうがよいと言われています。

 ●手術直後は抜糸が終わるまでは安静が必要
  時間的には午前中は病院では検査や診察が行われます、
  午後から行かれた方が望ましい場合が多いです

お見舞のタイミングは患者様の病状や状態を、
必ずご家族様や親しい人に尋ねて行くのが最低限のルールです。

急な入院の場合はご家族様のもとには
患者様に対する病状やお見舞の問い合わせが集中する場合があります

患者様のご勤務の会社様やご友人様の仲間であれば
代表様がご家族様にお尋ねするのが良いです

ご家族様に思いやりのお言葉をおかけする事も忘れずにしてください。

自分が患者の立場であれば、
 その行為や見舞い品を望むかどうかを判断基準にされると良いです

■病院の面会時間と注意事項等

病院には全く異なる面会時間がございます
 病棟・平日と土曜日曜祝日等病院によって全く面会時間が違いますのでご確認の上お見舞いに行かれることをおすすめ致します

以下のような注意事項が病院にはありますのでお見舞いに行かれる際は事前にお尋ねください
 ●病室へ入る際は必ず病棟スタッフにお断りください。
 ●咳のある方、体調の悪い方(感染性疾患の危険性がある方)のご面会はご遠慮頂いております。
 ●3名以上の多人数、12歳以下のお子さま連れの場合は、食堂や談話室でのご面会をお願いします。

 ●小児医療センターでは15歳以下のお子さま連れのご面会はお断りしています。
 ●病室から出られない患者さまに対するお子さま連れでのご面会は病棟スタッフにお尋ねください。
 ●集中治療室等の病室に入院中の患者さまへの面会は病棟スタッフにお尋ねください。

 ●他の患者さまにご迷惑をかけないよう十分にご注意ください。
 ●駐車場は外来患者さま専用となっておりますので、なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。

■取引先の方に見舞い
個人的なお付き合いがあり、とても親しい関係で無い限りは、個人で訪れるのではなく入院をしている取引先の方と、同じくらいの地位を持った会社の方とお見舞いに訪れることが一般的なマナーとなっています。

■女性の病室にお見舞い
お見舞いをおこなう際に、相手の方が女性で、女性専用の大部屋などの場合は、他にも多くの女性の患者さんが入院をしており女性だけの落ち着ける空間となっていますので、女性の病室に男性の入室は注意が必要です

どうしても、男性が女性の病室にお見舞いに行かなければならない時看護師さんにご相談し待合室等に来て頂ける状態であれば、待合室でお会いする
待合室等でお会いできない状態であれば、看護師さんの指示に従う


■病院に行かなくても出来ることが無いか迷った時

手紙やカード、そして友人たちでつづった寄せ書き
手書き文字は特に気持ちが伝わるのでご家族様にお渡しすれば、患者様に対して病気タイミングを見計らって渡されるので喜ばれると思います

文字を読むのが辛い患者さんには、
声の便りを録音して、レコーダーとともに届けるという方法もあります。
(イヤホンをつけてあげると、更に喜ばれます。)
※病院によっては電子機器の取り扱い出来ない場合もございますのでご家族様か病院にお尋ねして下さい

気持ちが和むような絵やご友人たちとの楽しい写真も素敵だと思います。

皆で励ましの言葉をお伝えした、動画を撮影する
YouTubeの「限定公開」を使うと、動画のリンクを知っている人のみが動画を再生できます
動画を送信できるLINE等を使うのもいいかもです
スマホなどで撮影すると良いですよ
動画を撮影したSDカードをお見舞いに持っていくのもいいかもです


■お見舞いに行かれる前に服装チェック

清潔な服装で髪型は、シンプルで落ち着いたものがよいと思います。

患者さんの体調によっては香水や柔軟剤等の匂いが強いと、とてもストレスになり疲れます、強い香料は控えたほうがよいです。

■面会は15分以内が望ましいです

患者様は体力が、かなり落ちていますので、健常者の感覚で、お話ししてはとても辛いです。

例えば、インフルエンザにかかり、40度近くの熱があった時、いつもの様に長時間話せないし病院の先生に診察してもらうだけでも、辛い感覚の時を思い出して、接したほうが良いと思います

「もう少しいたいな」と思うころが、退出のタイミングですね。

見舞客が重なった場合は、スムーズにその場を交代したほうが良いです、「今ちょうど帰ろうとしていたところなので」と、お声をかけると気を使われないと思います
患者様が極度に疲れるので、後から来たひとは、お見舞を短くするほうがよいです。

■自分の信仰を押しつけない

患者様が望まれない限りは、病室で絶対に宗教・おまじない・お祈り・治療方法等の、話をしないほうがよいと思います。
患者様・ご家族様の、お気持ちを察して下さい

僕も祖父が入院している時、知り合いの方が色々と、信仰的な物を持って来られて、無碍に返すわけにも行かない、祖母の辛い姿を見ています
患者本人・家族共、お気持ちは痛いほどわかりますのでほどほどに

■患者様に病状を聞かない

患者様も不安な毎日を病院で頑張っている時に、患者様ご自身が病状を話されること以外は絶対に「◯◯の病って◯なんでしょ・・・」等聞くと、ご家族様から患者様に本当の病状をお伝えされていない場合もございます
患者様ご自身からお伝えされない時以外は、病気の話はされないほうがいいです

■お見舞金の相場
お見舞いで最初に迷うのが、金額はどれくらいお見舞いをすれば良いのか?

3千円・5千円・1万円この金額にあわせると問題なさそうです

参考までに
職場の上司、部下、同僚などの会社関係や知人:3,000円
仲の良い友人:5,000円
兄弟・姉妹、いとこ、親戚:1万円

同僚で無理なく出せる範囲が妥当と言われています
例えば同僚の方のお見舞いを14人でする場合、全員で3千円のお見舞いをされる事が多いです

あまり高価になりすぎると、お返し等に困ります
お見舞いをされる方も、もらわれる方も無理がない程度で考えられるといいです

※会社によっては、会社独自の暗黙の了解で金額の相場やお見舞い事が決まっている場合がございます
その場合は、会社の基準にしたがってお見舞いをされる方が良いです
今後長い付き合いをされる時、1度のお見舞いで亀裂が入ったり、常識知らずと思われて仕事をしなくてはなりません


■お見舞いの品に迷った時ご参考まで

 ●食べ物について

 お食事制限が有る場合は、頂いても患者様が食べられない場合がありますが
 患者様にでなく、ご家族様に日持ちのするお菓子などを差し入れするのは、喜ばれます。


 ●お見舞い金の封筒やお札について
 ご友人様・会社様のお仲間で代表様がご持参されてお渡しする大変実用的なお見舞品です。
 但し御抵抗のない間柄の時だけでやった方が良いと思います

  ▼お見舞いの袋は熨斗の無い紅白の結びきりの水引きのものを用います。
    紅白の結び切り袋に抵抗があれば、白い封筒で良い
    くれぐれも、 不祝儀袋は用いないこと。

  ▼お見舞いのお金を包む場合、新札で無て良いです汚れたお札や破れたお札、あるいはシワシワのお札は避けるようにします。

また、ピンピンの新札も相手先によってはまるで用意していたようだと受け取られる事もありますので、一度折り目をつけてから包む方が無難でしょう。

  ▼入れるお札の枚数は偶数を避けて
   1枚,3枚,5枚が好ましい

 ●雑誌や本
 長時間横になっている人には、そのままの姿勢で楽しめる雑誌等が好まれますが、趣味を聞いて体調によっては文字を読むのも辛いので、ご家族様に聞いて持参されたほうがいいです


 ●手ぶらの見舞い
 意外と一番感謝されるお見舞かもしれません。
 お返しの心配もいらず、気心のしれたひとの笑顔が何よりのお見舞になります。



避けたいお見舞い品

●お花(生花)

 病状によっては、花や食べ物の匂いに敏感になって、
 気分を悪くする患者様も多く、最近では
感染症の予防の為に
 病院によっては持ち込み禁止もあります

花や花瓶の水には、緑膿菌が存在していることが多く、患者に感染すると、命の危険にもなり自然界のものなので、どんなものが付着しているか、わからない為に患者への影響を考えれば、持っていかないほうが良い。

お花によっては
  ▼鉢植えは病気が根付くと連想され
  ▼シクラメンは「死苦」を連想され
  ▼椿・サザンカは首から落ちる感じを連想され
  ▼小菊・白い花は仏事を連想され
  ▼赤いバラは赤い血を連想され

 素敵な花瓶が無く飾られない事もあります

 せっかく患者様の事を思って選んで持って行き、 患者様や御家族様より思ってもいない事を連想されてしまう事があります


 
患者様がお花をお見舞いに、望まない限り、

避けたほうが良い贈り物です


お見舞いで迷った時は、自分が患者の立場であれば、その行為や見舞い品を望むかどうかで判断されると良いと思います

これはあくまでも僕がお見舞いに行ったり、家族が病気でお見舞いしてもらったり等を思い書きました

病状によっては当てはまらない事もありますので、ご家族様や親しい知人様にお尋ねして行動して下さい